著者:西内啓 , 福吉潤
出版社:ぱる出版
もしドラのコトラーマーケティング版です。(あとがきに参考にしたと書いてあります)
学生バンドが全く盛り上がらず、集客でも苦戦していた主人公の絢が大学の授業の中で碇先生と出会ったことがきっかけで、マーケティングを教えてもらいながら、学生バンドをブラッシュアップしていくストーリーです。理論だけが書かれているマーケティングの基本の本よりも非常に実践的で充実した内容です。
ビジネスでうまくいかない理由の9割はマーケティング不足と、学生バンドの指摘を受け、市場調査、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング、マーケティングミックスとマーケティングに欠かせない要素を実践しながら学んでいく様子が描かれています。
ストーリーという意味で見てしまうと、非常にできすぎたストーリーで、「やっぱりフィクションだね」と言いたくなることもあるでしょう。主人公の絢はマーケティングをする上では非常にセンスのいい子です。しかし、多くのマーケッターといわれる人たちがやっていないことを絢はやっています。
これは、直接本には書いていないことですが、彼女が立案した失敗のマーケティングミックスを考え直したときにやった行動がそのヒントです。これは小説形式にしてあるからこそ表現できたことだと思います。
マーケティングをしている経営者・マーケッターとして、彼女の行動を参考にし、マーケティングで本当に重要なことを学んでいただきたいと思っています。
マーケティングについて基本的なことを学びたい方も本の中で出てくる碇先生のコメントが非常に理論的でおすすめです。
わたしの専門分野であるマーケティングもこの本によってもう一度見直す機会がありました。一度読まれた方がいらっしゃれば、コメントをお願いします!
シェイプウィン株式会社 神村優介